第95回 トップランナーO.A. 荻上直子さん
ロックンロール食堂 永濱です。
1/22放送のトップランナーは、映画監督の荻上直子さん。
「かもめ食堂」、「めがね」など、独特の雰囲気を持つ映画を作りだされています。
荻上さんの映画と言えば、欠かせないのが食事のシーン。
なぜなのかを伺ったところ、“人間を描いていきたいと思っている。”からだそうで、
「生活の一部にごはんがあるので、自然に入ってきてしまう。
一緒にごはんを食べるというのは、人と人との距離を縮めてくれることの一つだと思う。」
とそのワケを聞かせてくださいました。
大学を卒業後、渡米し南カリフォルニア大学大学院で映画作りを学んだ荻上さん。
しかし、ハリウッド式の映画制作を学ぶことによって、自分の好きな映画や方向性がわかり、
インディーズ系のものを作りたいと思うようになったそうです。
荻上さんのお話しをここまで伺って、箭内が一言。
「押しが強いのかそうでないのかわからない。
すいません、すいませんって言いながら一番前を走ってそうですよね。」
実は荻上さん、同じようなことを言われたことがあるそう。
それを受けて箭内は、
「だから、柔らかくて強い映画になるんでしょうね。」と腑に落ちた様子でした。
目指すゴールはという質問に対して、ロックなお答えをいただきました。
「将来はイカしたばばあになりたいです。」
かっこいいです!
そして、最後に荻上監督の作品について、
「全部天国だと思ったんです。
それぞれの人生を全肯定して、また戻っていく場所というか、
クスッと笑えたり、幸せな場所ってだけじゃなくて、
生きるってことと死ぬってことを、実は捉えきっているっていう気が僕はしました。」と箭内。
「自分でも、そういうところがあると思います。」と荻上さんも納得されていました。
nagahama