【風とロック芋煮会2015】白河市観光情報(2)
風とロック芋煮会2015 KAZETOROCK IMONY LAND
約300年の歴史がある「白河だるま」。
江戸時代、ときの白河藩主松平定信が、城下の繁栄をはかって、
お抱え絵師だった谷文晁にだるまの絵付けをさせ、
年初めの花市に縁起物のだるまとして売りに出したのが誕生のきっかけだとか。
この花市は、「だるま市」として親しまれ、今でも毎年2月に多くの人々で賑わいます。
「白河だるま」は、福々しい顔に眉は鶴、ひげは亀、あごひげは松、
びんひげは梅に見立てられ、さらに、顔の下には竹を模様化。
だるまの中に「鶴亀松竹梅」の縁起のいいものばかりを詰め込みました。
この白河だるまは「祈願だるま」としても知られており、
目なしだるまに願いを込めて書き入れる習わしもあります。
写真は、
箭内が広告を手がけさせていただいており、
風とロックCARAVAN日本や、風とロック芋煮会の賛同社でもあり、
国内工場の一つを白河に構えているダンロップさんの白河だるま。
風とロック芋煮会に今年初出場される、
白河が生んだローカルヒーロー、ダルライザー選手の名前も、白河だるまに由来。
努力と工夫とだるまのように転んでも起き上がる、
諦めない気持ちを伝えたい、という思いが込められています。
箭内実行委員長は、白河だるまを全面に描いたアロハシャツをデザインしたことも。
こちらは、縫製も白河市のシャツ工場で行われました。
http://blog.magabon.jp/kazetorock/2012/11/east_aloha_1.html
さらに、藩主 松平定信が現代に残したものは、そのほかにもあり「白河そば」もその一つ。
http://dc-fukushima.jp/kanko/disp.html?id=893
(※福島県観光交流局観光交流課 ホームページより)
定信は、東北地方が「天明の大飢饉」に襲われると、
それに対する政策として、飢餓に備えるための穀物の貯蔵庫「郷倉」を作らせました。
そして、冷害に強い蕎麦の栽培を推奨し、これを機に栽培がさかんに。
このことが「白河そば」のルーツとなったといわれ、
今では、白河は、信州、出雲、盛岡とともに「日本4大そば処」とされます。
小さめのお皿に小分けされたもりそばを少しずつ味わう「割子そば」が代表的なスタイルですが、
お店それぞれに異なり、独自の技と伝統でその味を守り続けています。
白河の地に名を残した人物がもう一人。
小原庄助さん。
「会津磐梯山民謡」に登場する人物です。
♪朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上つぶした~、と唄われています。
この庄助さんについては諸説ありますが、
モデルとなった人物とされる方のお墓が、白河市にあります。
☆皇徳寺
(※白河観光物産協会HPより)
白河に友人を訪ねた際に亡くなられ、ここにお墓が作られたそう。
お酒好きとして知られた庄助さんならではの、
徳利と盃を模したお墓で、今は静かに眠られています。
2012年には、風とロック芋煮会 猪苗代バンド道場のステージ名にも使わせていただきました。
ちなみに、しりあがり寿さんが発起人を務める
「福島クダラナ庄助祭り」は、今年は10月17日(土)に開催。
http://www.pj-fukushima.jp/event/4.php
「福島の街が超クダラナくなった」という伝説のおまつりです。
しりあがりさんは、昨年、福島で「福島クダラナ庄助祭り」を開催した翌日に
風とロック芋煮会に駆けつけ、始球式のピッチャーを務めてくださいました。
今年の始球式は誰がマウンドに立つのか、楽しみですね。
次回は、白河のグルメをご紹介したいと思います!
風とロック芋煮会まで、あと15日です♪
kobayashi