第85回 トップランナーO.A. 西村雄一さん
ロックンロール食堂 永濱です。
9月18日放送のトップランナーは、サッカー国際主審の西村雄一さん。
6月に開催された、FIFAワールドカップ 南アフリカ大会での活躍が記憶に新しいかと思います。
事実上の決勝戦とも言われた、ブラジル対オランダの準々決勝での主審、
そして決勝の審判団にも名を連ねました。
実は、このW杯の審判、実際に現地に行ってみないと、どの試合の審判をするのか、
審判自体できるのかさえも、分からないそうです。
仕事道具をスタジオへお持ちくださった西村さんに、
実際にホイッスルを吹いていただいたり、レッドカードをかざしていただいたりしました。
カードは、ファウルした選手に向けてかざすのではなく、全員に見えるよう高くかざすのだそうです。
画面越しでしか見たことのない道具の数々に、田中さんも箭内も大興奮です。
選手が輝くために、魅力的なプレーのために、ひいてはサッカーのために、
と惜しみない努力をかかさない西村さん。
そういった想いが、ピッチ上でのやさしい表情にも表れている気がします。
目指すゴールはという質問に対し、
「ゴールは見えないけれど、目の前の1つ1つ、次の試合を正しく判定することが目標です。」
とお答えくださいました。
西村さんのお話しを聞き、
「ミスしないのが当たり前で、ミスすると責められる、割に合わない仕事。
それを面白くしたら、1番面白いんだろうなと思いました。」と箭内は言います。
審判も、サッカーを、その試合の魅力を引き立てる一員。
そう思うと、サッカーの試合の見方が少し広がった気がします。
収録後、決勝戦の審判だけに授与されるメダルを持ち、
どうぞどうぞ、みなさんかけてください!とおっしゃる西村さん。
箭内も記念に首にかけさせていただきました。
nagahama