ロックンロール食堂 永濱です。
2011年最初のトップランナーは、囲碁棋士の井山裕太さん。
12歳でプロになり、史上最年少の20歳で「名人」タイトルを獲得した井山さん。
定石と呼ばれる手本とされる打ち方にはこだわらず、第一感と呼ばれる直感の手、
インスピレーションを信じて打つことがほとんどだとおっしゃいます。
井山さんも初めてという、6人と同時に対局するスペシャル対局。
特別にお願いしてスタジオで披露していただきました。
客席から名乗りを上げた挑戦者は、6人中5人がアマチュアの有段者。
「自信はないです。」と謙虚におっしゃりながらも互先(たがいせん)では全勝という結果に。
「貴重な経験で、楽しかったです。」と感想を聞かせてくださいました。
練習はインターネットを使い、海外の棋士と対局をしている井山さん。
その様子を見た箭内は、「韓国や中国で流行っている手っていうのを勉強して、
それを真似するわけではなく、研究してから自分の感性に戻ってくるというのが
重要なんだなと感じました。」と言います。
「やはり、その人その人の個性を出さないと、戦っていくのは難しいと思います。」と井山さん。
世界のトップ棋士は、みんな個性があるのだとおっしゃいます。
そして、井山さんの目指すゴールとは…
「世界チャンピオンになって、日本の囲碁界を盛り上げたい。
そして、その活躍する姿を見て小さい子が囲碁を始めてくれるようになれれば、
棋士として幸せです。」と語ってくださいました。
21歳とは思えないほど落ち着いた語り口で、囲碁界に抱く思いを話してくださった井山さん。
広州アジア大会で世界のトップ棋士からもぎ取った勝利。
強い日本を取り戻す担い手となる予感がします。
現在、アートユニット「パラモデル」の観覧者を募集しています。(21日18時まで!)
ぜひ、こちらからご応募ください。
nagahama