ゼラチンシルバー
みなさんデジカメ、お持ちですか?
内閣府経済社会総合研究所の調べによると、デジタル・スチル・カメラの世帯普及率は、2007年の3月時点で58.9%だったそうです。ざっくり3分の2。でも、03年には32.0%、それが翌04年に51.8%まで跳ね上がったことを思うとかなり横ばいになりつつはありますね。ケータイのカメラが高性能になって、デジカメ代わりに使っている人も多いせいかもしれませんねー。
そんなデジタル全盛の世の中で、どんどん規模を縮小しつつあるのがフイルムで撮る「銀塩写真」です。
そこで、フイルムでしか出せない独特の表現や、長年培われてきたフイルムに関わる技術を次世代に残そうと、2006年に、写真家の瀧本幹也さん、平間至さん、広川泰士さん、藤井保さんの4名が発起人となって始まった運動が、「ゼラチンシルバーセッション」です。毎年多くの写真家や、各界の著名なゲストを招いて展覧会を開催されておりますが、今年の10/2(木)〜16(木)、六本木アクシスギャラリーで行われる、ゼラチンシルバーセッション08展 Save The Film(東京)に、箭内も参加させていただくことになりました。
写真家以外のゲストは、「写真、詩、音楽、絵画、インスタレーション、写真家とのコラボレーション他を展示」ということで、必ずしも写真でなくてよいのですが、「月刊 風とロック」や「風とロックと女」の撮影等でもヘビーフイルムユーザーの箭内はやはり写真作品を出展する予定です。もうプリントは焼き上がって、今日、額装の打ち合わせも終わりました。ふだんは印刷物になった形でしか世に出ないので、きちんと額装された写真がどんな雰囲気になるのか楽しみです。
今年のゲストには、大竹伸朗さん、椎名林檎さんや、吉永小百合さん(!)もご参加されるそうで、皆さんどんな作品を出されるのか気になりますねー。東京のあとは、名古屋と京都でも開催しますよ。
→GELATIN SILVER SESSION