広告批評No.336 最終号 クリエイティブ・シンポシオン2009
どうも。広告批評、河尻です。
昨日、ラジオ風とロック(TOKYO FM)の収録に行ってきました。
箭内道彦さんとの編集長対決(?)です。
編集長就任後、取材等で各メディアからお声がけいただいたりして
テレビ、新聞、雑誌、ウェブと、それぞれお手合わせすることができたのですが
ラジオは初体験だったので、ドキドキしました。
いやー、ラジオってほんといいもんですね。
じっくり話せる感じが。
当日は「ほろよい」でラジオ飲み会やりつつ語りました。
テーマは「広告」と「広告批評」です。
「箭内道彦と広告批評」。
「クリエイティブ・シンポシオン」と「広告批評 ファイナル号」。
「ヤンキーメディアとオタクメディア」。
「広告と広告批評のこれから」etc
このように話題は尽きなかったのですが
あとで考えてみると、自分が言葉足らずのところも結構あり
誤解を招かないように、この場を借りてちょっと補足です。
(90分の話を30分に編集するので、そこが流れるかどうかはわかりませんが)
この30年の広告の流れを振り返るくだりで
80年代→カルチャー
90年代→マーケティング
00年代→ビジネス
というキーワードを挙げさせてもらったのですが
それは広告全般についての話で、もちろんいつの時代も
クリエイティブが広告を引っ張ってきたことは間違いないのです。
(僕の言い方では”ヤンキー・クリエイティブ”ということになります。。。)
広告がビジネスなのは言わずもがなで
時代に応じて、広告のどの部分がフォーカスされたかの目安とお考えいただけるとうれしいです。
クリエイターは、この大きな時代の流れに
ときには便乗しながら、ときにはアンチを唱えながら
クリエイト(サバイブ)してきたのだと思います。
なので、その主な担い手が時代に応じて
80年代→フリー
90年代→広告代理店
00年代→クリエイティブ・エージェンシー(もしくはデザイン・スタジオ)
というふうに移り変わってきたんじゃなかろうか。
僕はそのように考えています。
ほかにも言い足りないこと、言い足したいことはいろいろあります。
特に「ヤンキー・オタク理論」は応用が効きそうなので
もうちょっと深めてお披露目しようかと思います。
興味のある方はお楽しみに!
それに絡んで昨日ひとつわかったこと。
箭内さんのあのハデ(広い意味でのヤンキー)な格好は
箭内さんなりの“メディア解釈”なんでしょうね。
約10年前、クリエイティブ整形(格好をハデにする)を施したとき
自らを”メディア化”したのだと推察します。
恐るべし。。。
オンエアは18日(25:30〜 ※東京以外は27:00〜)
よかったら聴いてみてください。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、と言いたいところですが
ひとつ宣伝を。
広告批評のファイナル号が20日(月)に出ます!!!
約350ページの大著です。
クリエイティブ・シンポシオン(ファイナルイベント)の内容をほぼ完全収録しました。
今度ばかりは間に合わないかと思いましたが、出ます!!!!!!!!!
よかったら買ってください。
バックナンバーも6月まで販売しますので、こちらもよろしく。
では、長文におつきあいくださいまして、ありがとうございました。
箭内編集長に感謝です!
また、どこかでお目にかかりましょう。
(「広告批評」のオフィスを片付けながら。。。大変なことになってます!)
広告批評 第3代編集長
河尻亨一