風とロックブログ 風とロック スタッフによるブログ

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NO KAZE, NO ROCK. 風とロック 箭内道彦のムービーブログ
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広告学校にて授業

080804-1.jpg
「ちょっとこっち来て話そうよ」毎度おなじみの急な箭内の誘いにより広告批評、編集長の河尻さんも前に来ていただいて本日は2人の対談形式の授業となりました。

「相変わらず事前に話す内容をなにも考えてこられてませんよね今日も?」という河尻さんのするどい突っ込みに対し箭内が口を開きました、「これは“しゃべることを事前に考えてこない”っていう企画なんですよ。ドキュメンタリーという考え方で、目の前の生徒さんを見て空気を読み取りながらそれをいっぱいいっぱいになりながらもやるっていうやり方。その人がその瞬間にしか出せない、その場その場で違うものにしていくっていうのがいつもテーマなんです」と。いつも入ってきて早々に言う、「あー、なに話そうかな今日は」は、ただただ口から流れ出ている言葉ではなくて、あの時点でもう企画がスタートしていたわけですね、なるほど。

箭内ひとりじゃ謎のままのとこでしたね、本日は河尻さんのおかげでひとつ謎が解けました。
ありがとうございます。

shigeta

テレシネは同窓会?

4日ぶりの登場、ピラミッドフィルム西村です。


今日は、『テレシネ(telecine / film to tape) 』です。
先日撮影したフィルムをテレビ用の信号に変換する作業の事です。
語源はテレビ用映画「television cinema」。
ここでの一番の目的は、カラコレと呼ばれる色調整です。


080804_2.jpg


箭内さん曰く、
「CMを制作するプロセスの中でテレシネが一番すきなんだよなあ。いきなり、かたち になるじゃん。」


かぶってる。僕と同じだ。


僕、テレシネが相当好きです。
撮影前より、スタッフとの距離が縮まっていて、撮影時のエピソードとか笑いあった りして・・・、
緊張感の中にも、同窓会みたいなあったかい空気があって。


今日は、遅れてテレシネに入りました。
一番後ろの席に腰をおろし、くつろごうとしたその時、
「今日もブログ書いて。」と悪魔の声。


あーー、落ち着かない、
画に集中出来ない、
みんなの会話もうわの空。
写真撮らなくちゃ、
カメラがない、
田島さんがカメラ持ってる!
テーマはなんだ? 
3人ブログ書くんですか?
あっ、僕、映っちゃってる!走ってる!
テレシネ終わっちゃう、何も思いつかない。

こんな日に、ブログの原稿を書くのは、酷っす。


nishimura

〜ハレ舞台の先に〜

080804.jpgピラミッドフィルムの櫻井です。
写真はクーラーのきいた暗い室内で、モニターを見ている箭内さん。
モニターの光が箭内さんを照らし、幻想的な雰囲気ですがテレシネ中です。
くどいようですが、テレシネ中です。
実際撮影した映像を撮影スタッフが編集する素材を見る初めての機会です。
カメラマンはもちろん、撮影部や照明部のスタッフも集まります。
一つの仕事でこんなにスタッフが集まる時間は最後と言ってもいいかも知れません。
撮影時の思い出はもちろん、反省点や、苦労話で盛り上がりました。
今日は弊社、「西村プロ(写真右)がラストカットのハレ舞台で青い毛布に包まれた 花束を持って走るシーン」が話題の矛先に・・・
とそこで今日気付いた事が、、、
Sモードの箭内さんに攻められているスタッフの皆様、嬉しそうにするのが気になり ます。
あんまりにも嬉しそうです。 楽しいからいいのですが、下っ端の僕は反応に困りま す。 
今後はちょっと長めの編集に入ります。
O.Aはまだまだ先ですが、また途中経過などご報告出来ればと思います。


箭内さん深夜までご苦労さまでした。


sakurai

CMと人生のテレシネ、バンザイ!

『エ!?シンゴいたの?ゴメン眼中になかった・・・』
『エ!?シンゴ、ADKの人なの?』
モニターだけが煌々と照る暗室で、どこからともなく突き刺さる、剣先鋭い言葉たち。
「アレ?僕にも痛覚があったんだ」と自覚した瞬間、目の前にはアイツの姿が。
そうさ、アイツさ。アイツは、ヤナイ。


というわけで、先日ご紹介したCM撮影を受けて行われましたテレシネの模様を
私、ADKの若木信吾(誤植)が、実況中継させて頂きます。
テレシネとはフィルムで撮影した素材をビデオに変換する作業のことで、
同時に、映像の色調も整えていきます。
色調は映像に対する第一印象を決定づける要素でもあり、
最終の仕上がりに、大きな影響を及ぼす大切な制作工程のひとつ。
また、僕ら制作スタッフにとっては、撮影した素材全てを、
編集前に確認出来る場でもあったりするわけです。
ちなみに『俺、テレシネ大好き!何か、一気に仕上がっていく感じがするって言うか』と箭内さんはおっしゃっていました。


『う~ん、何かこの色味だと、この人が遠くへ行っちゃった感じがするんだよな。
 心の声が聞こえなくなっちゃう、みたいなさ』
箭内さんの一言で、色調を変えてみると、あら不思議・・・。
確かにモニター内の被写体は、心の声を持った等身大の女性へと息を吹き返してくる。
箭内さんとカメラマンである田島さんの明快なディレクションのもと、
快調に進むテレシネ。そして、鮮やかに色づき、輝きを増す映像たち。
それらの工程を目の当たりにし、これからの編集に、ドキドキを隠せない僕らなのでした。


で、「風とロック」ファンの皆さんには、相当どうでも良いことではありますが、
僕の兄が、近々、結婚するそうです。
本人は何も言ってくれないけれど、田舎の両親から聞きました。
「風とロック」の一ファンとして、箭内さんとのお仕事を誰よりも喜んでくれた兄。
そんなこんなで、この場を借りて申し上げるのもスゲー恐縮なのですが、
「お兄ちゃん、おめでとう!弟は、めちゃくちゃ嬉しいです!!」
と、兄の人生に、本日のテレシネほどの輝きを願う僕なのでした。


『メッセージ書いてあげなよ、兄ちゃんに・・・』
箭内さんの一言に、ちょっぴり泣けた34の夏でした。


wakaki