ロックンロール食堂村橋です。
羽田空港でただいま開催中の
『Digital Public Art in Haneda Airport
空気の港 ~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~』。
その展覧会期中に
行われる「ギャラリートーク」にゲストとして参加するため、
箭内は羽田空港へ。
トーク開始前に空港に到着した箭内を
“アーティスト”であり“東京大学・先端科学技術研究センター・特任助教”でもある
鈴木康広さんが自ら案内してくださることに。
空港の至るところに散りばめられたパブリックアートをひとつずつ、
説明してくださいました。
ターミナル内には、“空気の人”と呼ばれる人型バルーンがいくつも吊られているのですが、
この写真の2人の目の前にぶら下がっているのは、
その特大バージョン“大きな空気の人”。
ここで箭内はいきなり、
「これ、気づいてる人が少ないよ!」と指摘。
ダメ出しともとれるその言葉に、
鈴木さんもスタッフの方々も若干とまどい気味でしたが・・・
この言葉の真意は、後ほどのギャラリートークの場で
明かされるのでした。
これは、“自針と分針”という作品。
針がない時計に、箭内針が登場!
“木陰のスクリーン”でくつろぐふたり。
2人の頭上で回転するプロペラには、
空港に離発着する飛行機が
鳥のアニメーションになって投影されるんです!
これは“アーキ・アマナ” 。周りの空気の変化に反応して動く作品です。
鈴木さんが「あ!」と言うと作品が動きます!
上空を飛ぶ飛行機が星座に見える“出発の星座”
まさに星の飛行機が飛んでる瞬間!
・・・などなど。
これらの作品はほんの一部。
全部で19種類にも及ぶ、箭内曰く“壮大ないたずら”が、
現在、羽田空港内に仕掛けられています。
会期は2009年11月3日まで。
ぜひ、ご自身の五感で体感してください。
そして、ほどなくして始まった、
箭内と鈴木康広さん、そして、AALの小川さん、前田さんとのギャラリートーク。
途中、“空気の人”も乱入!
空港内の作品を見た感想として、
“みんなが見て反応することだけが、アートじゃない。”
“コミュニケーションが成立することだけが、コミュニケーションではない“
と箭内。
さらに鈴木さんの作品に対して、
“新しいものを生み出すのではなく、
みんなのからだの中に既にあるものを使ってものをつくっている。
だから、さりげない。“
と指摘。
これには、鈴木さんご自身も深く頷いてらっしゃいました。
(“大きな空気の人”を見て箭内が発した「気づいてる人が少ないよ!」の真意がここに!)
最後に、帰り際の箭内を呼び止めて撮影する鈴木さん。
この異様な距離感。
また何か素敵な作品がここから生まれるのでしょうか!?
『Digital Public Art in Haneda Airport
空気の港
~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~』。
会期:2009年10月9日(金)—11月3日(火・祝)
時間:10:00-19:00/会期中無休・入場無料
会場:羽田空港第1、第2ターミナル、東京都大田区羽田空港3
京急線羽田空港駅
murahashi